デブトレFXのトレードの基本と注意点
ドル円はレンジ相場を形成することが多く、ドル円は1日の値動きの幅が一定におさまりやすいことを考慮して、
・ドル円はレンジ用の逆張りインジケーター
・NYダウはトレンド用の順張りインジケーター
の指示に従ってトレードをします。
インジケータをMT4のチャート画面にセットするとチャート上に、白い楕円で囲んだ茶色い2本の帯が表示されます。(実際のチャートでは白い楕円は表示されません)
デブトレFXでは、この茶色い帯を雲と呼んでいます。
ドル円はローソク足が雲に触れると、逆張りのエントリーサインが出ます。
NYダウはローソク足が雲を抜けると順張りのエントリーサインが出ます。
このチャート上にいろいろ表示されているエントリーサインを見て、使えそうなインジケータだと思う人もいるようですが、注意しなければいけない点があります。
インジケータの雲は上下に動く
デブトラFXを購入してチャート上に表示させてわかったのですが、インジケータの雲はリペイントされて上下に動きます。
前日の雲は動きませんが、当日の雲はローソク足の動きによって、上下に移動します。
例えば、上下の雲に挟まれているローソク足が下側から上昇を始めたとします。
上昇していたろうそく足が上の雲に届かずに、反転して下がり、元の位置より下に位置しました。
この時、雲は元の位置から板に移動します。
移動して、先ほどローソク足が反転した位置で、雲とローソク足が接触しました。
この場合、当然ながらエントリーシグナルはでません。
時間をさかのぼってシグナルが出るのは、不都合だからです。
また、インジケータもティック毎に過去にさかのぼって、シグナルを計算するのではなく、最新の位置だけで、シグナルを計算するので、後から雲とローソク足が接してもシグナルが出ることは有りません。
過去チャート上のシグナルでインジケータの良否の判断はできない
ところが例えば、5分足で表示していたチャートを、一時的に1時間足を表示させてから、5分足表示に戻したとします。
この場合、インジケータはすべての時間にわたってシグナルの計算を行います。
そうすると、先ほどの例のローソク足が反転した場所では、雲とローソク足が接しているのでエントリーシグナルが表示されるのです。
過去チャート上で表示されるエントリーシグナルとリアルタイムで表示されるエントリーシグナルは、同じではないことを知っておく必要があります。
過去チャートで良い位置でエントリーシグナルが出ていても、リアルタイムではそのシグナルは出ていなかった可能性もあるのです。
フォワードデストでインジケータを判断
インジケータの正確な特性を把握するのは、実際に取引をする必要があります。
ストラテジーテスターで行う方法もありますが、デブトレFXはNYダウのトレードの時は、ドル円のトレンドが必要になりますし、ドル円のトレードにはNYダウのトレンドを知らなければなりません。
ストラテジーテスターで、トレードしないペアの情報を必要とする場合の精度が不明なので、ストラテジーテスターの利用は見送りました。
今回はフォワードテストで、デブトレFXの検証を試みたいと考えています。